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「不動産会社の言いなりになるな」大手不動産会社No.3だった僕が、退職してまで「本当のこと」を発信する理由

「この物件、買わないほうがいいですよ」

不動産会社の営業マンが、こんなことを言うと思いますか?

言わないですよね。だって、売るのが仕事だから。

僕は大手不動産会社で10年間、新築ワンルームマンションを売り続けてきました。
年間売上22億円、会社でNo.3、課長職。

でも今は、その会社を辞めて「不動産投資のセカンドオピニオン」として活動しています。

なぜ、安定した立場を捨ててまで発信を始めたのか。

今回は、僕が不動産投資の情報発信をしている理由と、その理念についてお話しします。

後ろ向きだった人生を変えた「一言」

少しだけ、僕の過去の話をさせてください。

僕は2歳でてんかんを発症し、幼少期は複雑な家庭環境で育ちました。両親の離婚、再婚、また離婚。高校時代はいじめも経験しました。

「お前はダメだ」

ずっとそう言われ続けてきた人生でした。

転機は高校3年生の時。僕を引き取ってくれた叔母が、こう言ってくれたんです。

「大丈夫だよ、こうのすけならできるよ」

この一言が、僕の人生を変えました。

どんな逆境でも、前を向いて進めば道は開ける。

その確信が、後の僕を支えることになります。

大手不動産会社で見た「業界の現実」

2014年、僕は大手デベロッパーに転職しました。

「富裕層向け不動産販売」という謳い文句に魅力を感じての選択。でも実態は厳しい電話営業の日々でした。

体育会系の社風。朝早くから夜遅くまでの勤務。週1回しかない休日。娘の出産直後も、祝福の言葉とともに「即座の出社」を求められる環境。

それでも「家族のために」という想いで食らいつきました。

2年目で年間売上10位。3年目にはグループ全体で年間売上1位。そして7年間のマネジメントを経て、年間売上22億円、会社No.3、課長職まで上り詰めました。

でも、成果を出せば出すほど、ある違和感が大きくなっていったんです。

「これは本当に顧客のためになっているのか?」

不動産投資の世界には、ある「常識」があります。

不動産会社が主導権を握り、言い値で物件を販売する。

僕もずっとそれが当たり前だと思っていました。

YouTubeやブログで「新築ワンルームマンションは悪質」という情報を見ても、「ポジショントークでしょ」と流していました。

でも、100社以上の不動産会社の経営者・営業部長、1800人以上の不動産オーナーと出会う中で、僕の価値観は覆りました。

きっかけは「不動産投資の数値化」です。

前職でもExcelを使った数値化はしていました。
リスクを提示した上で、お客様に説明もしていました。

でも、大手不動産会社だからこそ「知らされていない計算式」があったんです。

知らされていなかった「本当の数字」

この数字をしっかり把握して分析すると、あることがわかりました。

ワンルームマンション投資=悪ではない。

失敗する人は、見ていない・勉強していない・情報精査をしていないだけ。正しい知識があれば、不動産投資はリスクを抑えた有益な選択肢になり得る。

でも同時に、こうも気づいてしまったんです。

前職で販売していた不動産投資は、失敗する確率が高い。

この事実を知った時、僕の中で何かが崩れました。

90%以上の営業マンが「宅建」を持っていない現実

もう一つ、衝撃的な事実をお伝えします。

僕が勤めていた大手不動産会社では、90%以上の営業マンが宅地建物取引士の資格を持っていませんでした。

不動産という高額商品を扱っているのに、です。

これは僕がいた会社だけの話ではありません。プロではない人間が物件を販売しているケースが非常に多いんです。

営業マンは話術に長けています。
巧みな説明で、多くの人がその場の雰囲気に流されて契約してしまう。

アフターフォローは考えない。売ったら終わり。

「これは顧客第一じゃない。会社第一・営業第一だ」

そう気づいた時、僕は発信を始める決意をしました。

「セカンドオピニオン」という立ち位置

僕が目指したのは、従来の営業スタイルからの脱却です。

不動産会社が主導権を握る販売から、「不動産オーナーの資産形成」に焦点を当てた情報提供へ。

名付けて「セカンドオピニオン」「不動産投資のお医者さん」という立ち位置。

病気になった時、セカンドオピニオンを求めるのは当たり前ですよね。

でも不動産投資では、営業マンの言うことを鵜呑みにして、そのまま契約してしまう人がほとんど。

「ちょっと待って、その物件、本当に大丈夫?」

僕はその役割を担いたかったんです。

「投資=詐欺」のイメージを変えたい

世間では「投資=詐欺」という風潮が根強くあります。

不動産投資でも、新築ワンルームマンションで損失を被るケースが多いことから、不信感が広がっています。

でも、それは正しい知識と情報精査がないからです。

僕がやっていることはシンプルです。

  • Excelシミュレーションで数字を可視化する
  • 市場データに基づいた分析をする
  • 中立的な立場から「この物件はやめたほうがいい」と言う

当たり前のことですが、不動産会社の営業マンにはできないことです。

だって、売るのが仕事だから。

僕はもう売る側じゃない。だから本当のことが言える。

大手不動産会社を退職した理由

退職を考えていた時、周囲からはこう言われました。

「大手不動産会社なんだからやめたほうがいいよ」
「いまの立場を捨てるのはもったいないよ」
「覆水盆に返らず、だよ」

たしかに、大手不動産会社10年、会社でNo.3、課長職。捨てるには惜しい立場でした。

でも僕には、どうしても譲れないものがあったんです。

「顧客第一」という価値観。

会社にいる限り、会社の方針に従わなければならない。顧客のためにならないとわかっている商品を、売り続けなければならない。

それは僕にはできなかった。

だから、退職を決意しました。

8,000人のフォロワーが一夜で消えた日

退職の決め手になったのは、X(旧Twitter)での情報発信でした。

2022年4月にTwitterを始め、1年間で8,000人のフォロワーを獲得。不動産投資の発信で集客に成功していました。

「これで退職しても大丈夫だ」

そう思っていた2023年4月。

8,000人もいたアカウントが、突然バンされました。

1年間かけて積み上げたものが、一夜で消えた。本当につらかった。自暴自棄になりそうでした。

でも、この経験で確信したことがあります。

発信力があれば、何度でもやり直せる。商品性が良ければ、必ず集客できる。挫折が、確信に変わった瞬間でした。

僕が発信で大切にしている「3つの理念」

今、僕が不動産オーナーと接する上で大切にしている理念が3つあります。

1. 細部にこだわる、プロフェッショナルな目線

正確で詳細な情報提供が不可欠です。

  • 物件の収益性に関する細かい数字を明確に開示
  • 賃料収入、経費、キャッシュフロー等の財務情報を詳細に分析
  • 物件の状態、立地、周辺環境に関する正確な情報を提供

透明性の高い情報提供で、投資家の信頼を獲得する。これが僕のスタンスです。

2. 知識は力、サポートは心

物件販売後も継続的なサポートを行うことで、投資家の安心感を醸成します。

  • 徹底的なアフターフォローを実施
  • 定期的な物件状況のレポーティングや収益分析
  • 修繕・リフォーム等の提案を適切なタイミングで行う

「売ったら終わり」の不動産業界に、僕は一石を投じたいんです。

3. あなたの財産を守る、頼れる法律の盾

僕は宅地建物取引士、相続診断士、FPの資格を持っています。弁護士・行政書士・税理士とも提携しています。

  • 不動産取引に関連する法律の解説
  • 税制や規制の変更が投資に与える影響のアドバイス
  • 契約書の作成や法的手続きのサポート

プロとして、投資家を守る。それが僕の使命です。

「後悔しない不動産投資」という理念

僕が発信で掲げているテーマは、「後悔しない不動産投資」です。

不動産投資を検討している中で、迷ってしまう方・悩んでしまう方は多いです。

営業マンの言うことは本当なのか?
この物件は買っていいのか?
そもそも不動産投資を始めるべきなのか?

そんな方が「後悔しない選択」をするきっかけを作りたい。

だから僕は、注意喚起や「勝利の方程式」などのポイントを押さえた発信をしています。

前職への感謝と、新しい道への決意

最後に、一つだけお伝えしたいことがあります。

僕は前職の批判的な内容も書いてきました。でも、約10年にわたって育ててもらった能力・価値観を形成させてもらった前職には、感謝しかありません。

退職後、前職の会長にお歳暮を贈りました。すると30分ほどお礼の電話をいただいて、10年間のねぎらいの言葉にウルっときました。

「礼儀は富足より生ず」

恨んで辞めるわけじゃない。礼儀を尽くすことで、いい関係性を続けられる。

ただ、顧客第一で考えるのか、会社第一・営業第一で考えるのか

その価値観の違いが、僕を新しい道へ進ませました。

「いまが、一番若い」

僕の座右の銘は、松下幸之助さんの言葉です。

「青春は心の若さである」

肉体的な年齢は誰もが重ねていく。でも心の若さは、気の持ちようで何歳になっても保てる。

前へ進む気力さえ失わなければ、若さはいつも向こうからついてくる。

だからこそ。

「いまが、一番若い」

過去は戻れません。だから今、行動に移してほしい。

不動産投資で迷っているなら、正しい知識を身につけてほしい。営業マンの言いなりにならないでほしい。

それが、僕が発信を続ける理由です。

最後に

僕は現在、不動産投資の「セカンドオピニオン」として活動しています。

  • 不動産会社に言われるがまま契約しそうになっている
  • 新築ワンルームマンションを買ってしまったけど不安
  • 不動産投資を始めたいけど、何から手をつければいいかわからない

そんな方に向けて、中立的な立場からアドバイスをしています。

100社以上の不動産会社、1800人以上の不動産オーナーと交流してきた経験から、「後悔しない不動産投資」のポイントをお伝えしています。

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